カナダでの防犯
お隣の国アメリカなどに比べると、カナダは比較的安全な国というイメージがありますが、犯罪率は決して低いとは言えません。実際に、殺人などの重犯罪は、アメリカ程多くはありませんが、強盗、家宅侵入、車強盗などの犯罪の数は多く、また年々増えています。ガレージ強盗をはじめ、BC州で最も多い、家宅侵入強盗、車強盗を避けるため、私たちにもできることがいくつかありますので紹介します。
家宅侵入強盗防止対策
・一軒家の場合 ・アパートの場合

車強盗防止対策
・対策 ・ガレ−ジ強盗 ・CATプログラム

家宅侵入強盗防止対策/一軒家の場合
ホーム・セキュリティー・システムを業者に頼んで設置するのが最善策ですが、それ以外に自分でできる対策が、いくつかあります。
1.鍵、ドア、窓
表玄関などの表に面したドアは、2重または3重鍵にし、長さが1インチ(2.5センチ)以上の頑丈なかんぬき式補助錠 (Deadbolt Locks)を取り付ける。
円筒錠のドアには補助錠とガードプレートを付ける。その際、補助鍵の位置は空き巣が外から開けようとする時、無理な姿勢になる所を選ぶとよい。
鍵の取り扱いには気を付け、失くした場合には、新しい鍵を取り付ける。
外側に面したドアと窓には、芯と枠がしっかりしたものを選ぶ。
ドアチェーンだけに頼らず、Eye Viewer(覗穴)もつける。
ドアアを開ける前に相手の用件が確認できるように、インターフォンを必ず取り付ける。
1階などの侵入されやすい窓は2重窓ガラスにする。
ベースメントなどの窓は丈夫なバーなどで補強する。

2.ガレージ
ガレージは泥棒によく狙われる場所なので、留守中はもちろん在宅中にも鍵をかける。
ガレージに窓がある場合には、カーテンを常に閉めておく。

3.旅行へ出る際
旅行中の新聞、手紙の回収をご近所または友人に頼む。また、芝刈り、雪かきが必要であれば頼む。
貴重品は、銀行のセーフティーボックスなどに預ける。
タイマー仕掛けのラジオ、電気などを使って在宅中であるという印象をあたえる。

4. その他
防犯センサーを付ける。
夜間不在の際には、室内灯をつけて、窓にはレースのカーテンを引く程度にする。
留守番電話のアナウンスで不在の情報などを与えない。
足場に利用されるような箱や梯子などを置かない。
塀などは内側が見通せるようにする。

5.警察からのお願い
留守中だとわかるようなメモは玄関などに残さない。
ドアや窓がこじ開けられている形跡がある場合には、家の中に入らず(泥棒がまだ中にいるかもしれないので)、直ちに警察に連絡する。
泥棒が入った様子がある場合、警察が来るまで、物を動かしたり、片付けたりしない。
ブロック・ウォッチ・プログラムに参加する(近所同士で、犯罪防止をするプログラム)。

アパートの場合

1.アパートを選ぶにあたって
全ての入り口の戸締り管理は徹底しているか?
建物全体と駐車場の電灯は明るいか?
各アパートのドアの鍵は頑丈なものか?また覗穴は設置されているか?
管理人は誠実で、信頼のおけそうな人物か?
賃貸アパートの場合、新しいかぎの取り付けは可能か?

2.入居後
インターコムと郵便受けの名前には、Occupiedと表示するか、または、Ms. Miss. Mrs.を避け、ファースト・ネームには、イニシャルだけを使うようにする。
見知らぬ人物を、建物に入れない。また、この点を子供にも良く教える。
入居時には、部屋のドアの鍵を新しいものと替えてもらう。
ベースメントなどにある個人用のロッカーには、高価なものはしまわない。
旅行中の配達物のキャンセル、または、回収を友人、隣人などに頼む。
旅行中は、信頼のおける友人などに鍵を預け、定期的にアパートの点検や、カーテンの位置などを変えてもらう。

3.エレベーターを利用する際

エレベーターを待つ時は、エレベータの前に立たない。
中に不審な人物が乗ってないかどうかを確認してから乗る。
もし、怪しいと感じた時は、乗らずに次を待つようにする。
この点は子供にもよく教える
エレベーターの中では、非常ボタンの前に立つようにする。
   

 

車強盗対策


 2006年のICBCの統計によれば、BC州では1日に48台の車が盗まれ、78台の車上荒らしにあい、そして72台の車が車体に傷をつけられるなどの被害にあっています。盗難車の年間総数は、約1,700台にのぼります。
 また、統計によると、車の窃盗犯罪の46%はショッピングセンターなどの駐車上で起き、そのうちほとんどは午後1時〜5時の間に起きています。さらに、一度盗まれ発見された車のうちで、何のセキュリティー・システムも設置していない場合には、再び盗まれる確立が平均より高いという統計も出ています。
 車強盗の大半は、お金儲けのためというより、退屈なあまり他人から何かを盗みたかった、盗んだ車を猛スピードで走らせてみたかった、などという動機です。犯罪者の大半は何らかのスリルを求めて行動しがちなため、盗んだ車を無謀に運転して事故を起こしたり、他人に怪我をさせたり、時には人をひき殺してしまったりともっと大きな恐ろしい犯罪に結びつくことも多々あります。
 私たちにとって日常必需品でもある大切な車が盗まれないように、また、車の窃盗がその他の犯罪につながらないようにも、車強盗防止対策はとても重要です。以下の対策を是非、参考にして下さい。
対策1  
一般に車が盗まれやすい場所には駐車しないようにする。
 ・ショッピングモールなどの地下駐車場。
 ・住宅街の道沿い。
 ・フェンスや生垣の裏。
 ・人通りの少ない寂しい駐車場。
車は明るく、人通りの多い歩行道などの近くに止めるように心がけましょう。
対策2  
車の中に物を残さない。貴重品はもちろんですが、小銭なども、車の中に残さないようにしてください。
対策3  
トランクの中に物をしまって、車を離れない。行楽地、ショッピング街、その他で、邪魔になる荷物などをトランクにしまう人がよくいます。トランクは意外と簡単に開けられやすいので、荷物をトランクに入れたままで車から離れないようにしてください。
対策4
車の中に鍵を置き忘れたりという、うっかりしたミスで、車が盗まれるということもよくあります。車から離れる際には鍵は必ず取り外し、また、スペアキーなども、車の中に置かないようにしてください。
対策5
車強盗は特に新しく高価な車を狙うとは限りません。最も狙われやすい車は、短時間に盗むことができそうな車です。セキュリティー・システムが設置された車は、設置されていない車に比べると、強盗に狙われにくいようです。自分の車は高価ではないし、狙われることはないだろうと考えずに、一種の投資と考えてシステムをつけることをお勧めします。また、セキュリティ・システムを設置することにより、ICBCの保険料の割引が適用される場合もありますので、詳しくはICBCまたは各保険会社にご確認下さい。

 セキュリティー・システムを選ぶ際、以下の3点を考慮します。2種類以上のシステムを設置すると、安全性がより高まります。

1)頑丈なシステム:取り外しにくそうなシステムが備わった車は狙われにくい。
例:トランスミッション・ロック、フッド・ロックなど。
2)視覚システム:外から見て明らかにセキュリティー・システムが設置されているとわかる場合は、車は盗まれにくい。
例:ステアリング・ロックなど。
3)聴覚覚システム:音の鳴る警報機は、周囲の人の注意を引くのに最適です。
例:カー・アラームなど。

注:電気系統のセキュリティー・システム設置は複雑で、なおかつほんの小さな間違いによってシステムの性能を下げたり、電気系統、コンピューター系統のダメージにおよぶことがあるので、設置は必ず専門家にしてもらって下さい。

バンクーバー付近で近年よくあるガレージ強盗
 ガレージ強盗とは文字通りガレージに入る車を狙った犯罪です。
 運転手が気付かないタイミングを見計らい、ガレージのシャッターが閉まる前にガレージに侵入。運転手が車から出るところを狙って、強盗をはたらきます。バンクーバー近辺の警察は、一般市民に「不信な人物、又は車が自分の車についてくると感じたら、ガレージには入らないでそのまま運転しつづける」、「携帯電話を所持している場合は、警察に連絡する」、「ガレージに入る際は、誰もガレージに入ってこないかシャッターが完全に閉まるまで必ず確認する」など、ガレージ強盗防犯対策を呼びかけています。

C.A.T. (Crime Against Thief) プログラムについて
このプログラムに加入すると、車に貼るステッカーがもらえ、夜間(特に犯罪の起きやすい午前1~5時の間)に、警察が C. A. T. ステッカーの付いた車を見かけた場合、車の持ち主が運転しているか尋問し、確認する仕組みになっています(加入詳細は604-268-5000まで)。C.A.T.プログラムのステッカーが付いた車が盗まれる確率は平均より40%、車をこじ開けられる確率は平均より33%、車にいたずらされる確率は平均より50%も低くなっています。

 
 
 

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